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Left Alone

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  第 37 章 

 AMGメルデセスCLK55に乗るのは初めてではない。
 ちょうど二年前の今ごろ、熊谷幹夫に自宅まで送ってもらったことがある。そのときのクルマが上社のものとまるっきり同型のメルセデスだった。しかもシルバーというボディ・カラーまで一緒だ。
 もっとも、クルマはまったく同じインテリアであっても乗り手によって与える印象が異なる。それは後付けした小物の趣味や、流れている音楽なんかがそうさせるのだろう。
 上社のメルセデスで流れていたのは〈Ai No Corrida〉だった。八〇年代のブラック・ミュージックらしい弾むようなリズムと、耳に残るポップなサビ。クインシー・ジョーンズがこの曲に〈愛のコリーダ〉と名付けたセンスは正直よく分からないけど、歌詞の内容はわりとエロティックらしいから、あるいは合っているのかもしれない。
 ついでに言うなら、このチョイ不良オヤジのイメージにもピッタリだった。少なくとも〈The Heart Asks Pleasure First〉は上社には似合わない。熊谷にだって似合っていたわけではないが。
「……で、何処に連れてってくれんの?」
 声にふてぶてしさが混じるのは隠しようがないし、そのつもりもない。二年前に助けてくれたのに恩返しをしてなかったのだから、デートするくらいはいい。ただ、アタシが村上のことで頭が一杯だと分かっていて誘いをかけるデリカシーのなさが気に入らない。
「君が好きなものでいいよ。何が食べたい?」
「……いい店があるって言ってなかった?」
「それは誘いの常套句。まあ、いい。だったら、俺の趣味で構わないな?」
 アタシは構わないと答えた。せめて思いっきりタカってやらなくては腹の虫が収まらないと思っていたが、腹いせになりそうな高い店など知らないのだ。
 上社が選んだのは、西鉄グランドホテルの交差点から程近いところにあるロシア料理の店だった。
「……ここ?」
「好き嫌いがあるんなら、違う店にしてもいいが?」
「ううん、まあ、別にいいけど」
 好き嫌いはまったくないので、ご飯に連れて行ってもらっても困ることはない。アタシが戸惑ったのは”年季が入った”としか褒めようがない古びた店構えだ。その店は福岡でも老舗と言われていて、家族何代かで通っている人もいるという話は聞いたことがあったけど、アタシは入ったことがない。というより、何ゆえに福岡でロシア料理なのかが理解できない。
 ガタガタッという音を立てる自動ドアをくぐって店に入った。上社は顔なじみのようで、店員とほとんど言葉を交わすこともなく奥まった席に通された。
 大した量ではなかったといっても前の店で卓上にあった料理の大半を平らげておきながら、上社は当たり前のように”シャシリック”とかいう牛の串焼きがメインのコースとズブロッカを注文した。
「モデルさんは食べる量に気を使わなきゃいけないのかな?」
「だったら、最初からここには入らないわ」
 アタシも同じものを頼んだ。飲み物も、というと店員が少しだけ目を丸くしていた。上社はグラスをやめてデキャンタで注文しなおした。
「断っとくが結構強いぞ。酔っ払って俺を押し倒したりしないでくれ」
「それはこっちの台詞だってば」
「あぁ、その心配はいらない。最近、アルコールが入るとそれだけで満足して、そっちの欲求が湧き上がらなくなってな。人間ドックじゃ異常ナシなんだが、やっぱり歳かな?」
「アタシに分かるわけないでしょ」
 料理が運ばれてくるまでの間、アタシと上社は差し向かいで呑むような格好になった。上社は氷を落としたグラスにたっぷりとズブロッカを注いでくれた。
 グラスから立ち上る甘い香りは場違いにも桜餅を連想させる。なのに口当たりは意外ときつい。ベースがウォトカなのだから当然なのだけど、上社はそれをまるで水のようにスイスイと喉に流し込んでいた。
 自分が誘ったのだから何か話しかけてくるのかと思っていたが、上社はニコニコと笑いながら黙ってグラスを口に運ぶだけだった。仕方ないのでアタシも同じように黙ってズブロッカを口にするしかない。沈黙が気詰まりにならないのは、それでも構わないほど気心が知れている相手の場合だけだ。品定めというほどイヤらしくはなくても、黙ったままジッと見られるのには長く耐えられそうになかった。
「……なに、さっきからジロジロ見てんのよ?」
「美しい女性を眺めることは、男にとって無上の喜びなんだよ」
「あんた、イタリア人? そんな恥ずかしい台詞、よく堂々と口にできるわね」
「俺もあっちで生まれたかったよ。日本じゃなかなか理解してもらえないしな」
「当たり前でしょうが」
 救いの手を差し伸べるようなタイミングでコースが運ばれてきた。
 食事の間にも特に会話らしきものはなかった。向こうは何も話しかけてこなかったし、こっちから切り出すような話題もなかった。料理は予想以上に美味しかったが、それに感嘆してみせるような小芝居ともアタシは無縁だ。
 破局寸前のカップルがやむを得ず同席しているような沈黙の食事が終わると、上社はポケットからラッキー・ストライクのパッケージを取り出した。
「吸ってもいいかな?」
「どうぞ。でも、タバコか酒か、食べ過ぎか、どれかやめないとホントに早死にするわよ。服でカバーしてるけど、ちょっとメタボ体型みたいだし」
「これでもちゃんと運動してるんだけどな。主にベッドの上で、だが」
 この男の下ネタはすでに聞き飽きていた。どうせからかっているだけなのだ。
 上社は旨そうにタバコの煙を吐き出した。チョークを持つようにフィルターのところを三本指でつまむ、男性にしては珍しい持ち方だった。小指を立てるのは論外としても、この持ち方は一歩間違うとひどく貧乏くさく見えるのだけど、上社のそれはとてもスマートだった。
「――恭吾に聞いたとおりの子だな、君は」
「あいつに?」
「口うるさくて意地っ張りで、いちいち人の言うことに突っかかって、気が強いんだか弱いんだかよく分からなくて。えーっと、他に何て言ってたっけな」
「えらい言われようね」
「ああ、そうそう。お人よしの気ィ遣いで、優しくて美人、だったな」
「最後の一つはあんたが付け加えたんでしょ。あいつ、絶対にそんなこと言わないもの」
「バレちゃ仕方ないな」
 上社は目を細めてタバコの灰を落とした。
「君に話しておかなきゃならんことがある。さっきはちょっと話せなかったんでな」
「さっき?」
「ああ。お友だちの子はともかく、トモの前ではな」
「どういうことよ?」
「あいつが見聞きしたことをペラペラ洩らすとは思ってないが、恭吾がトモに話してないことを俺がバラすわけにはいかないからね」
「へぇ、仲良し三人組なのかと思ってたけど、そういうとこは律儀なのね」
「馴れ合いと友情は別のものさ。で、本題なんだが、最初に謝っておかなきゃならんことがある」
「……何よ、いきなり?」
「この前、君のバイト先でいろいろ話しただろう。白石葉子から依頼を受けた話とか」
「聞いたけど。それが?」
「あれは嘘だ。俺は彼女から何の依頼も受けていない」
「はぁ?」
 あまりにも予想外の話で頭にすんなりと入ってこなかった。
「ちょっと待って。分かるように説明してくれない?」
「ややこしい話なんで、どう話せばいいのか分からないんだがな。まあ、できるだけ時系列に沿って説明するよ」
 アタシは手元のズブロッカのグラスを手に取り、デキャンタから手酌で注いだ。上社はそれを見てはいけないものを見ているような目で眺めている。
「まず、そもそもは恭吾が俺にやり残しの捜査を手伝えと言ったのが始まりなんだ」
「やり残しって?」
「三年前に君のお父さんが死なせた渡利純也の事件の背景とその後だな。具体的には、渡利がどうやって捜査情報を手に入れていたのか。その後、グループに残されたはずの大量のドラッグやカネが何処へ行ってしまったのか。そして、どうして警察は継続捜査を投げ出してしまったのか」
「やっぱり……」
 村上はただ一人、あの事件を追い続けていたのだ。
「で、具体的にはどんなことを?」
「あいつが調べようとする前の予備調査だな。もちろん、警察内部のことで恭吾に分からないことが俺に分かるはずはない。だから、俺が手伝うのは主に関係者の行方の調査だったんだ」
「事件の後、連中がてんでバラバラに逃げちゃったから?」
「それもある。それ以外にもやつらのことを知っていて話を聞けそうな人物がいないかとか、そういう下調べをやってたんだ」
「実際に会って話を訊いたりとかは?」
「それは恭吾の仕事だし、俺はそっちにはあんまり関わらなかった。出しゃばる気がなかったのもあるが、俺と恭吾が繋がっていることが知れると、そもそもの行方調査に支障が出るかもしれなかったんでな。ただ、調査対象者の中に一人だけ、俺が個人的に知ってる人物がいた。それがラウンジ嬢の耀子――白石葉子だったんだ」
「ラウンジに通ってたのは嘘じゃないわけね。それで?」
 上社はチラリとアタシを見ただけで皮肉をやり過ごした。
「恭吾の調査はお世辞にもうまくいっているとは言えなかった。そりゃそうだ。相手はかつての容疑者か、あるいはその知り合いだ。しかも渡利の死で事件は終わったもんだと思ってる。それを刑事がいまだに嗅ぎ回っているとなれば、誰だって良い顔はしないさ。関係者の大半からは門前払いを喰らったはずだ。個人でやってることだから、警察手帳をチラつかせるわけにもいかないしな」
「まあ、そうでしょうね」
「葉子にしたところで、そこら辺の事情はあまり変わらないと思われた。そこで俺は一計を案じたんだ。恭吾を俺の友だちってことにしてアクエリアスに連れて行って、葉子に近づく機会を作ったのさ。警察官だって身分は伏せさせてな」
「ちょっと待ってよ。それって――」
「褒められたやり方じゃないことは認めるよ。しかし、それくらい恭吾の調査は行き詰まってたんだ。言い換えればそこまでするほど、恭吾は事実を明らかにすることに執念を燃やしてたってことなんだが」
「まぁ、そういう言い方もできるんだろうけど。それから二人はどうなったの?」
「恭吾は明らかに気乗りしてないようだったが、葉子のほうがすっかりのぼせちまってな。あっという間に付き合うことになったらしい」
「へえ……」
 ちょっと待てよ。
 葉子の部屋で由真が発見した唯一の収穫。葉子に付き合っていた男性がいたらしき痕跡――ハッキリ言ってしまえば未使用の避妊具。由真の冗談めかした言葉が脳裏に甦る。

 ――ひょっとして葉子の彼氏って村上さんだったりして。

 自分の目が吊り上がっていくのが自分で分かった。
 上社はギョッとしたようにアタシの顔を見ていた。それから、慌ててアタシを落ち着かせるように両手を差し出した。
「まぁ、待て。それはないから」
「あんた、アタシが何を考えてるか分かんの!?」
「恭吾が葉子と寝てなかったかだろ。それは断じてない。葉子自身が言ってたんだ。二人っきりになっても恭吾のやつ、手も触れようとしないって」
「でも、葉子はその気だったんでしょ?」
「それはどうだか分からんが、とにかく、恭吾は何もしてない。第一、あの部屋でその気になんてなるわけないだろ」
「そりゃそうだけど……」
 白石葉子のアパートの惨状を思い出した。二人は部屋がゴミ箱同然という点で同類だが、葉子はともかく村上は他人の部屋が散らかってるのは嫌いという身勝手極まりない男だ。それに葉子とて、そこまで好きな男をあの部屋に上げたりはしなかっただろう。
 心を落ち着かせるために一息でズブロッカを飲み干した。
「でも、おかしいんじゃないの。警官なのを伏せてたって言ったけど、村上さんは葉子に警察の名刺を渡してるもの」
「そうなんだよな……」
 上社は重苦しいため息をついた。
「何とか打ち解けてきて、話が訊けそうだって矢先に恭吾が全部話しちまったんだ。今後の連絡は名刺の裏の俺のケイタイに、ってことにして。恭吾にも罪の意識ってやつがあったんだろうな。自分が彼女の恋心を利用してるだけだってことに」
「自分がやらせといてよく言うわね」
 嫌味たっぷりに言ってやった。
「その後はどうなったの?」
「葉子からは一切連絡はなかった。俺のほうにも、恭吾のほうにも」
 そりゃそうだろう。アタシだったら逆に殴り込みに行っていたかもしれないが。何となくアルコールを飲む気が失せてきたので、店員を呼んでコーヒーを注文した。上社も同じものを頼んだ。
「今ひとつ納得いかないとこもあるけど、そこまでは分かったわ。でも、それとあんたがアタシに嘘ついたのとどんな関係があるのよ」
「恭吾のやつが途中でバラしたりしたもんだから、調査はすっかり暗礁に乗り上げちまった」
 上社は面白くなさそうに鼻を鳴らした。
「仕方がないんで、一ヶ月ほど時間を置くことにした。その間に葉子の気が変わるかもしれないし、他に手を考えるにも時間が必要だったからな。まあ、恭吾だって日常の仕事があったし、俺もいろいろとやってるからその調査にばっかり関わってもいられなかったんで、仕切り直しの前のちょっとしたインターバルくらいに考えてたんだ。ところが七月三〇日の深夜、葉子が轢き逃げにあったことで事態は大きく変わっちまった」
「正確には三十一日ね。日付は変わってたから」
「だったかな。とにかくその一報が入ってきて、俺と恭吾は事実関係の確認に追われることになった。恭吾はもちろん、俺も二人が仲違いをして以降は葉子のことはまったくマークしてなかったからな」
「でも、あれって結局、ただの――って言っちゃなんだけど、そこら辺の馬鹿なガキがやったことなんでしょ?」
「蓋を開けてみればな。しかし、その時点では他の可能性を考えないわけにはいかなかった」
「何か、葉子の身の回りにそういう雰囲気があったってことなの?」
「恭吾によるとな。昔の仲間と連絡をとったり、結構な金額を都合してたりしていたようだな」
 それは和津実のことだ。アタシがそう言うと上社はうなずいた。
「とにかく、俺たちは葉子のアパートに行ってみることにした。何か、手掛かりになりそうなものが見つかるかもしれないからな。ところがそこに予想外の人物が現れた」
「アタシのことね」
「そうだ。俺はちょうど部屋の鍵をこじ開けようとしてたんだが、恭吾が慌てて電話してきたんでな。何事もなかったような顔でその場を離れるしかなかった」
 そして、アタシと彼は葉子のアパートの古びた外階段ですれ違った。クルマの中まで気に留めなかったが、あのときメルセデスの助手席に乗っていたのは村上だったのだ。
「ま、その場は仕方ないにしても、何がどうなってるのかを早急に把握する必要があった。幸い、君と葉子の接点はすぐに分かった」
「どういうこと?」
「俺は恭吾の依頼を受ける前から、彼女が君のお父さんの事件の関係者だってことは知っていた。というのも、もともと俺と葉子が知り合ったのはラウンジじゃなくて、彼女に付き纏ってたストーカーを追っ払う依頼を受けたことがあったからなんだ。そのストーカーがグループのパシリだったってのもあってな」
「なるほどね。それで?」
「彼女に佐伯刑事の娘がウェディング・ドレスのショーに出ることになったのを教えたのは俺なんだ」
「どうしてあんたがそのことを?」
「自分のビルの安普請を告白するようで何だが、おたくの事務所の怒鳴り合いは筒抜けなんでね。以前から葉子は君に会って事件に巻き込んだことを謝りたいと言ってたし、それは叶わなくても、せめて何処で何をしているのか知りたいと言っていた。それは本当だ」
 そう言われても、何と答えようもなかった。
「彼女の手紙のことは?」
「恭吾が葉子から聞いていたし、君も誰からかは言わなくてもしゃべったはずだ」
「……確かにそうだけど」
 村上の心中は如何ばかりだっただろう。葉子へは自分も事件に関わった一人なのを隠していた後ろめたさ、アタシには影でそんなことをしている気まずさがあったんじゃないだろうか。食事に誘ってくれたあの夜、珍しくアタシを飲みに誘ったのはそんな気持ちを少しでも和らげたかったからかもしれない。
「しかしその後、君から葉子への連絡はなかった」
 上社は言葉を続けた。
「それはしょうがないわ。だって、連絡先も何も書いてなかったんだから」
「責めてるわけじゃない。君にそうする義務もないしな。ところがその君が突如、葉子のアパートを訪ねてきた。単にニュースで事故のことを知っただけかもしれない。だが、俺たちの知らないところで君と葉子が連絡を取っていた可能性もまったく否定はできなかった」
「それを確かめるために、あんな嘘をついてアタシの前に現れたってわけなのね」
「そういうことだ」
 話の切れ目を待っていた店員がコーヒーを持ってきてくれた。
「でも、どうしてそんなに都合よくあんな報告書があったのよ?」
「あれか。三時間で作った割にはよく出来てただろ?」
「……三時間?」
「人物調査の報告書には雛形があって、必要事項を書き込んでいけばそれなりのものが出来上がるもんなのさ。しかも、今回は君のことなら何でも知ってる恭吾がいたからな。生年月日なんかの細かい数字の確認にちょいと手間取っただけで、あとは簡単だったよ」
 村上がアタシのことを何でも知ってるとはとても思えないが――そんなことに興味があるとは思えない――あの報告書に書かれていたことはほとんど間違いはなかった。中にはアタシですら忘れかけていた話もあったほどだ。それを村上が逐一覚えていたのだとしたら、ちょっとした驚きだった。
「それより、行方調査だって言ってるのに人物調査の報告書があるのを突っ込まれないか、俺はそっちがヒヤヒヤもんだったんだがな」
「一般人に分かるわけないでしょ、そんなこと。――ちょっと待って」
「どうした?」
「じゃあ、あの写真の出所は何処なのよ?」
 アタシの人生最大級の汚点である沖縄の記念写真。それが葉子のスクラップ・ブックのもののコピーではないとしたら?
「あれは恭吾が持ってたもんだ。君のお父さんがあの写真がお気に入りで、知り合いに配ってたらしいぞ」
「……あのバカ親父」
 だから、せめて他の写真に替えてほしいと頼んだのだ。写真写りが良くないのはどれも同じだけど、それでも中にはいくらかマシなものもあるのだ。生涯でただ一度、綺麗に着飾って写真館で撮ってもらった写真だってあるというのに。
 よりによって”ザ・ビースト”が村上の手に渡っていて、しかも、それを後生大事に保管していたという事実に眩暈を覚えた。そんなことで落ち込んでいる場合ではないことは分かっている。それでも、顎が胸にくっつくほど項垂れずにはいられなかった。

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